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2009年12月10日木曜日

地域医療研修と想像力


昨日は研修医のNせんせーと訪問診療に2件行きました。

今まで大きな病院で研修してきたNせんせーには、いわゆる風邪などの「普通の病気」が逆に珍しかったり、まして訪問診療のような「患者さんの生活の場」での診療はとても新鮮だそうです。

将来、専門医になる場合も初期研修医時代にほんの少しでも、このような地域医療の現場を見てもらうことによって、専門医になったときに目の前にいる患者さんが大きな病院を退院して地元に帰ったときにどんな生活をされるのだろう?そしてどんなことに困る可能性があるだろう?と少しでも想像することができると思います。

まあ、それぞれの医者の感性にもよるんですが。Nせんせーはそのへんバッチリです。

忙しい専門医が全て自分で、患者さんの退院後のマネージメントをすることは不可能です。

だけど、そのような想像力があれば、例えば病院のソーシャルワーカーに相談して、家族や地元のケアマネと連絡をとってもらうなどして患者さんがより良く暮らせる援助に貢献することができると思います。

そういう意味でも、ホロカナイでの地域医療研修を通して、若い研修医のみんなにとって、そして彼らの将来の患者さんにとって少しでも役に立ちたいな、と思っています。


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2009年6月27日土曜日

焼肉で送別会

昨日で北海道大学病院初期研修医T先生のホロカナイでの4週間の地域医療研修が終わりました。

T先生の奥さんやチビちゃん(4歳)も途中からホロカナイに滞在されて、札幌にはない、のんびりした時間を過ごされたようです。

ここ数日、ホロカナイも急に暑くなって最高気温は27~8℃いってるのではと思います。


で、水曜日にT先生の送別会も兼ねて、病院敷地内のガレージで炭火で焼肉をおこないました!
(キーさん、いろいろと準備をありがとうございました)

ところで、北海道で「焼肉」といえば、ジンギスカンも含まれます。

本州や九州では、焼肉はいわゆる普通の牛肉の焼肉のことを意味して、ジンギスカンは「ジンギスカン」として焼肉とは違うジャンルの食べ物という認識だと思うんですが、考えてみればジンギスカンも肉を焼いてますもんね。

そして、これはホロカナイのローカルワードなのか北海道全体でも言うのかわかりませんが、野外で行うバーベキューのことも「焼肉」と呼びます。


なので「焼肉で送別会」とは「ようやくあたたかくなってきたホロカナイでバーベキューをして、ジンギスカンも食べて、みんなでワイワイ送別会を行いました」という意味です(笑)

うちのチビ太も子供同士で遊んで大興奮でした。


T先生は、専門内科にすすむ予定とのことですが、専門治療を終えた患者さんが地域に戻ったあとのことまでを想像しマネージメントできる「地域医療マインド」を兼ね備えた専門医になってほしいと願っています。

いや、そんなこと僕に言われなくても、T先生ならなってくれるでしょう。

そうして専門医と地域の医者が車の両輪としてきちんと機能すれば、北海道の医療はもっと良くなるはず。そのためには、地域医療マインドを持った専門医がもっと増えることとプライマリケアを専門として担う医者(総合医、家庭医など呼び方はさまざまですが)がさらにもっと増えることが大切なのです!


ホロカナイでの実習、研修が少しでも、その役に立てればと思っちょります!

実習・研修のご案内はこちらを~
http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/jissyutop/jissyu.html

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