2009年10月31日土曜日

季節性インフルエンザワクチン集団接種

昨日で札幌社会保険総合病院の初期研修医Hせんせーのホロカナイでの研修が終了しました。

あっちゅーまの2週間でしたが、往診→車いすでそのまま入院、訪問診療、新型インフルエンザの外来診療(まだちらほらですが)、季節性インフルエンザワクチンの集団接種、蕎麦打ち体験などといろいろと研修・体験をしてもらいました。

季節性インフルエンザワクチンの集団接種は今週の水曜、金曜に町立病院で行いました。
中学生以下の幌加内町民の方は、町の助成がありインフルエンザワクチンは無料です!
それ以外の町民の方は1回1000円です。

ワクチンを接種された人数は、2日間で成人が300人強、幼児・小児が100人強でした。
Hせんせーには成人の接種を担当してもらい、とっても助かりました。
ありがとうございました!
これからも北海道の医療を担ってね!!(写真は真剣な眼差しのHせんせー)

来週からは、風邪などで集団接種に来れなかった方などへの接種を個別で行なう予定です。
昨年度は800人弱(人口1800人)の町民の皆さんが接種されましたが(http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/gaiyoutop/shinryoutop/synryou07.html)、今年は新型インフルエンザワクチンの関係で、「季節性」のワクチン供給は全国一律で昨年の8割ほどになっています。それでもホロカナイは昨年度の実績が多かったので良かったのですが、実績が少なかった地域では供給不足の問題もあるかも知れません。

ワクチンは接種を受けた個人の免疫を高めるのはもちろんですが、接種する人が多くないと「集団としての免疫力」が高められません。例えば海外では小児に肺炎球菌ワクチンを定期接種したところ、ワクチンを受けていない高齢者の肺炎も減ったという報告があります。

ホロカナイ町民のみなさんのワクチンへの理解は高いんですが、国民全体の理解はもっと高めないとと思います。いままで季節性インフルエンザワクチンに無関心だったひとが新型になっていまさら騒ぐってどうなん?・・・言葉が過ぎましたね。


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2009年10月29日木曜日

蕎麦打ちへの長い道のり

前にも書いたかと思うんですが、「蕎麦打ち」には段位があります。

これは「蕎麦」を生業にしていない素人が対象なんですが、全国麺類文化地域間交流推進協議会(全麺協)の素人そば打ち段位です。

ご存知のとおりホロカナイは全国一の蕎麦の生産高を誇る町で町民の4人に1人は蕎麦が打てるという噂もあります。

僕は幌加内そばうたん会に所属し、蕎麦打ちの指導をしていただいていて去年の3月になんとか初段をとりました。

初段は、蕎麦粉500g+小麦粉200gの合計700gを打ち、道具の片付けをして蕎麦や道具をきれいに並べるところまで含めて40分以内に終わらせなければなりません。
そして初段をとってから1年以上経たないと二段の受験資格が得られません。

佐賀大学総合診療部から幌加内町立病院に派遣された代々の医者は、この初段をとることが「裏の掟」とされていて初段をとらないと佐賀に帰れないことになっています。

で、今回11月8日に旭川市のとなりの当麻町で初段・二段位認定会があり受験することにしました。おそらく今回が二段位を受験する最後のチャンスです。

二段は蕎麦粉800g+小麦粉200gの合計1kgを40分以内です。

今までは月に2回のそばうたん会の例会で指導してもらっていたんですが、そ
れでは間に合わないので今週から月曜、水曜と勤務後の18時から病院事務長のMさん(4段)に指導してもらっています。(練習日に当直をしてもらっている院長やO先生に感謝です)

月曜日は1回目が45分強かかりタイムオーバー。
2回目は時間短縮のコツを教えていただき、39分55秒でギリギリセーフ!

「これを毎回再現できるように。」とM4段様よりお言葉をいただきました。

水曜日、仕事が長引きびいたので2回打ちたかったんですが、1回に。

蕎麦打ちの工程として、まず蕎麦粉と小麦粉をふるいにかけて全て木鉢に入れ、そこへ水を加え全体に水分をわたらす作業を「水回し」といいます。

1回しか打てないので絶対時間内に終わらせるぞと焦ってしまい、「水回し」での水の量を予定より100cc以上も多く一気に入れてしまい、粉はベチョベチョで使い物にならなくなり、即終了。
1kgを全くの無駄にしてしまい、めちゃめちゃ落ち込みました・・・
蕎麦粉よ。ごめん。

気を取り直してのもう1回では、片付けをしている途中で40分に。
あと1分くらい足りませんでした。40分以内を再現できず。


うーん、間に合うのか?俺!

つーか、その前に一般芸能発表会も大丈夫なのか・・・


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2009年10月26日月曜日

ピアノ発表会!

昨日は、ピアノ発表会がありました。

町内2つのピアノ教室の合同発表会で、幌加内町の生涯学習フェスティバルのなかの1つのイベントとして行なわれます。

ホロカナイには小児が約200人いるんですが、発表会には20人程の園児・小学生、3名の中学生とかなりピアノ人口は高いと思いました。そして1名の高校生、そして一般から3名の参加がありました。

バンドでもそうですが、本番ではたいてい練習時の80%も実力が出せません。ちゅーことは本番で100%の力を出すには、練習時に120%以上できないといかんのです。

で、今回は8月末から習い始めた初めてのピアノで僕なりに一生懸命練習しました。
結局、直前まで1回もとちらずに弾くことができず、しかも前日は札幌出張もあり・・なんて言い訳は男らしくないっすねー

というわけで昨日の14時から発表会がスタート。

まずは、ちびっ子たちなんですが、みんな堂々として上手でした。ちゃんと大きい音出てるし。小学校高学年になるとホントに上手です。

僕は30番目だったので、出番を待つうちにどんどん緊張が高まります。
喉がカラカラになってきましたが、お金を持っていなかったので水も買えず。しょうがないので、トイレの手洗い用の水で口を湿らせました(後でその近くに水飲み場があったことが判明)。

出番の前になり舞台裏へ。吉成先生が話し掛けてくれましたが、すでに心ここにあらず。

そして「プログラム30番。幌太郎さんによるイマジンです」のアナウンス。

舞台袖から出て、お辞儀をしようとすると舞台目の前にチビ太が立って笑っている。これでちょっとリラックス。

練習やリハーサルでは緊張すると、一番始めでとちることが多かったんですが本番では、そこは大丈夫でした。
イマジンは3番まであるんですが、途中から頭が真っ白になり何番まで弾いたのかわからなくなり終了。
何カ所かとちってしまったけど、一応止まらずに弾けました。
演奏後、町内のファンから(ってウソっす)のお花をチビ太からもらいました。どうもありがとうございます!

発表会の大トリは、吉成先生の息子さんのSくんの「ラ・カンパネラ」とアンコール「ショパンののノクターン」でした。
もう、うっとりです。
ホロカナイのピアノキッズたちの目標となることでしょう。
(ちなみにSくんは11月7日の朱鞠内コンサートでは、もっと沢山の曲をファゴットと競演で披露してくれます!必聴!!)

失敗はしたけど、夢だったイマジンの弾き語りができて嬉しい日でした。吉成先生、ご指導ありがとうございます!
(そんな吉成先生のブログはこちらhttp://blogs.yahoo.co.jp/uraraandaruru
生涯学習フェスティバルのもう一つの企画、11月3日にある「一般芸能発表会」でもイマジンで出るので、もっと練習頑張ります。
(ちなみに右のネクタイは、ジョンではなく何故かエルビス)


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2009年10月23日金曜日

ついに小児用肺炎球菌ワクチンが承認!

少し前になりますが、10月16日についに日本でも「小児用肺炎球菌ワクチン」が承認されました!!

すでに「大人用」肺炎球菌ワクチン(商品名ニューモバックス)は何年も前から日本でも発売されていますが、「任意」接種のためなかなか普及していませんでした。
インフルエンザ後に細菌性肺炎を併発することがあるため、新型インフルエンザ流行の中ようやく世間でも注目されるようになり現在は在庫が足りなくなり供給制限されています。
それまでの全国平均の高齢者への接種率は5%ほどでした。ちなみに幌加内では70歳以上の方を対象に公費助成があり(6000円助成で自己負担は2000円)、平成20年度末の時点で町内の高齢者のすでに25%の方が接種済みです。

肺炎球菌ワクチンの効果はおおむね5年程なんですが、日本では今までは一生で1回しか接種が認められていませんでした。そのためホロカナイにはせっかく助成制度があっても70代前半で元気な方には、なかなか早期接種をすすめることができませんでした。
が、先日ついに厚労省が初回接種から5年以上経った場合の2回目以上の接種が認めました。新型インフルエンザが流行してしまっている今になって「いまさら」感がぬぐえませんが、日本のワクチン行政の大きな一歩と思います。

と、話が「大人用」に逸れてしまいました。

肺炎球菌は名前のとおり、肺炎の原因にもなるんですが小児の感染症の原因として最も多い細菌で、髄膜炎、中耳炎、敗血症などの原因にもなります。小児の細菌性髄膜炎の原因菌で最も多いのがヒブ(Hib:インフルエンザ菌b型)で約6割を占めますが、このヒブに対しては昨年12月からヒブワクチンが日本でも発売されています(しつこいですが、ホロカナイではヒブワクチンは無料です!)。残念ながらこのヒブワクチンも「任意」接種でなので、早期の「定期」接種化が必要です。
そして小児の細菌性髄膜炎の原因菌で2番目に多いのが、肺炎球菌で2割弱を占めます。肺炎球菌による髄膜炎も、ヒブ同様に死亡率や重度後遺症が多く重症化しやすいのが特徴です。

で、世界各国では2000年頃から小児の肺炎球菌ワクチンの接種が始まり、その有効性が認められていて2007年にはWHOがこのワクチン導入を推奨しています。

肺炎球菌には色々なタイプがあり、今回の小児用の肺炎球菌ワクチンが全てのタイプに効くわけではないんですが、重症化するタイプのなかの7割に効果があると言われています。

ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンを早期(生後2〜6ヶ月)に接種開始することで、子どもの細菌性髄膜炎の7割強は防ぐことができるんです!

なので1日も早い発売が待たれるところですが、発売の見込みは来春ころになるようです。

詳しくはワクチンメーカー「ワイス」の記事をごらんください。

ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子供たちの命を守る

細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会

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リハーサル!

水曜日は往診依頼が2件あり、研修医のHせんせーと患者さんのご自宅に伺いました。
1人の方は依頼時のお話から腰痛による歩行困難で入院が予想され、高齢のご夫婦二人暮らしなので病院から車いすを持って行きました。そしてやはり入院へ。

その日の夜は、そばうたん会で恒例の研修必須科目の「蕎麦打ち体験」。
この日は手塩から毎回うたん会に参加されているMさんに指導をしていただきました。
Hせんせーも蕎麦打ちの魅力、奥深さに気付いたようです。ふふ。

僕も11月の二段昇段試験に向けて2回打ちました。
1回目は「水まわし」で加水が多すぎてのし過ぎてしまいました。
初心者によくあるミスです。
うーん試験に間に合うのか?
(ところで蕎麦の漫画『そばもん』面白いです!)

昨日、木曜の夜はピアノ発表会のリハーサルが当日の会場である
生涯学習センターのホールでありました。
グランドピアノ&ボーカルマイク付きでの弾き語りは初。
ホールで弾き語るのはキモちEでしたが、一度もとちらずに弾けず。

あさって日曜日の本番に間に合うのか?俺!

続く。


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2009年10月20日火曜日

ハローグッバイ

ここ数日はイベント盛りだくさんでした。

先週、土曜日は佐賀時代の後輩がそれぞれ大阪と福岡からホロカナイに遊びに来てくれました。そのうちの1人は北海道に来るのは今回が初めてでしたが、初めてで幌加内のみに滞在というマニアックな北海道旅行になりました。

昼に旭川空港に迎えに行き、ランチは江丹別峠のふもとにある牧場レストラン「オサラッペ」で短角牛のカレーセットを食べました。短角牛は輸入飼料を与えずに牧草だけで育てられていて、環境にも優しく美味しいです。
カレーにも短角牛肉とたまねぎ、じゃがいもがゴロリ。ここの奥さまは、ホロカナイの子育て教室にも先生として来られています。ここはB&Bもされていて泊まることもできます。牛丼もあります。


同日、金曜に研修を終えたKせんせーは土曜日もホロカナイに残り、キーパーソンのきーさんと山へきのこ採りへ。

カレーを食べたあと、僕らは町内のアトリエ「千の花」兼ピアノ教室の吉成家へおじゃましてステンドグラスを見せてもらい、ポニーの夫婦に餌やりもさせてもらいました。チビ太はびびっていましたが、チビ子は堂々と餌をあげてました。チビ太よ・・・
その後、本番前に「場数を踏む」ということで、僕がピアノ弾き語りをみんなの前で披露。結果はボロボロでしたが、3回もさせてもらって少しマシになりました(かな?)。僕のあとは吉成家の息子さんのピアノ演奏に一同うっとり。泣いていたチビ子も泣き止んで聴きいってました。うーん、さすが。

で、その日の夜はきーさん家で「きのこパーティー」。
もちろんKせんせーも参加。
ユキノシタ、ラクヨウ旨かった〜
後輩たちの歓迎とKせんせーの送別を合わせた歓送迎会でもありました。


日曜日は、後輩2人とチビ太がきーさんにきのこ採りに連れていってもらいました。
後輩たちは憧れのきーさんに、夢見ていた幌加内でのきのこ採りに連れて行ってもらって大満足。

昼は、八右エ門さんでカツ丼ミニ蕎麦セットを食べてもらいました。

その日は、僕がオンコールだったので午後から再びきーさんがみんなを朱鞠内湖や母子里に連れて行ってくれました。きーさんにはお世話になりっぱなしです。

で、夜は我が家で院長家族もお呼びして「きのこパーティー」。ムキタケも旨かった〜
子ども達は大騒ぎでした。

昨日、月曜日からは札幌社会保険病院から第二の刺客、もとい二人目の研修医Hせんせーのホロカナイ研修がスタート。

夜に松家さんで、Hせんせーの歓迎と後輩たちの送別を合わせて歓送迎会をしました。
ジンギスカン、焼きそば、味噌ラーメン旨かった〜

そしてラーメンを食べ終わるころに、近所で「蕎麦通倶楽部」を開いていたきーさんから連絡をいただき一同で倶楽部におじゃましてきのこ蕎麦をいただきました。旨いのなんの。

今日、火曜日に後輩たちはそれぞれ大阪、福岡に帰っていきました。

二人ともホロカナイまで来てくれてありがとう、そして来れて良かったね。


そんなハロー&グッバイな数日でした。


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2009年10月16日金曜日

色づいたナナカマド

ホロカナイでは、冬が一歩一歩近づいてきています。

病院のナナカマドもすっかり紅色に色づき
(わかりにくいですが左はちょうど1ヶ月前、右は今日です)

山々も黄色くなってきれいです。


今夜はピアノレッスンでした。

てっきりまだ2週間あると思い込んでいましたが、
来週木曜にはピアノ発表会のリハーサルがあり来週金曜が本番前最後のレッスン、
そして24日土曜日は札幌出張、25日日曜日が本番。

今日は、イマジンを歌いながら弾いてみると‥‥
もう大混乱!頭は真っ白になり弾けていたはずのフレーズが弾けない!
ペダルも前の音と混じって濁ってしまう!
歌の音程もあやしい!

25日の本番に間に合うのか?俺!


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2009年10月15日木曜日

空には星がきれい

今日は就業時間後から町立病院の今後を検討する「病院あり方検討委員会」がありました。

前政権が定めた「介護療養病床廃止」の方針をうけ、ホロカナイでも今後の病院をどうするか、ここ数年議論を重ねて来ました。

幌加内町国保病院は現在、医療療養病床13床+介護療養病床29床あるんですが、介護療養病床が廃止になると特養も老健もましてグループホームもないわが町では入所されている方の行き場がなくなってしまいます。そこで診療所+老健への以降を検討していました。単純に経済的なことだけを考えれば「無床診療所+老健」がいいんですが、もともと町として「最後まで安心して暮らせる町」づくりの方針や住民のみなさんの希望もあり「有床診療所+老健」に移行するという結論を出しました。

で、最近は現在の病院施設を「改修」する場合や旧館を取り壊し「改築」する場合の検討を
しています。

が、民主党に政権が代わり、マニュフェストには「介護療養病床廃止の凍結」とあり、現場の僕たちとしてはまだいろいろな結論を出せない状況になってきました。

という「地域医療の現状」を感じてもらうためにも研修医のKせんせーにも会議に参加してもらいました。
事件は現場で起こっていて会議室で起こっているんじゃなんですが、現場の会議をみてもらったわけです。って古っ


で、会議の後はHHC(幌加内ひょっとこクラブ)の例会がありました。
もちろんKせんせーも連行です。

ひょっとこの踊りにKせんせーは最初はとまどっていたようですが、最後は感動の涙にむせんでいました。まあ、一部の脚色はご愛嬌。


そして、ひょっとこで爽やかな汗を流したあとはおなじみ「松家食堂」で二次会?です。

ここはジンギスカンも旨いんですが、特製の焼きそばもサイコーです。


家に帰るときに、夜空を見上げると満天の星空と冬の空気。

それは写真に撮ることはできません。
ホロカナイに来たひとだけが見ることができます。


明日でKせんせーは研修最終日。

本ブログではアカデミックなことはあえて(笑)書いていませんが、医学の勉強はもちろんのこと、地域医療の実際やホロカナイとそこに暮らす人々の素晴らしさを知ってくれたことでしょう。
こんなに地域のみなさんが温かく迎えてくれて、楽しい研修場所はたぶん、ほかには、ない。


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2009年10月14日水曜日

主治医研修会

水曜日は午前も午後も外来を担当しないので、訪問診療をしたり、人間ドックの結果入力や退院サマリー、介護認定の主治医意見書などの書類ものに取り組めます。

で、今夜は「介護保険制度・障害者自立支援法にかかわる主治医研修会」に参加するため旭川まで往復しました。

18時半から21時前までの研修会。

詳しくは割愛しますが、要は「主治医意見書」の記載ってとっても大事だということです。
介護認定の流れとしては、申請のあとにケアマネ(認定調査員)による「認定調査」と主治医による「主治医意見書」により、その申請者の心身の状況が調査されます。
「認定調査」の結果がコンピュータで分析され一次判定が一旦出され、介護認定審査会で二次判定が下されます。

この審査会では、一次判定結果、認定調査の特記事項や主治医意見書が参考にされるので、主治医意見書に認定を申請(または更新)する方が、どんな問題を抱え、どんな介護が必要なのかをできるだけ具体的に書くことで、適切な介護認定につながります。
介護保険について詳しくはこちらを http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/index.html

そんなに目新しいことはなかったけど、わかりやすかった研修会でした。

帰りの江丹別峠ではきつねとたぬきを見かけました〜


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2009年10月9日金曜日

ピアノレッスン+α


今夜はピアノレッスンに行ってきました。

先日、このブログに書いた「鹿の肝」をいただいたYさんこと吉成さんに8月下旬か
らピアノを教えていただいています。

吉成洋子先生は、旦那さんが牧畜(肉牛)をされていて、
ご自身はステンドグラス作家で自宅兼アトリエ「千の花」開かれています。
ピアノ教室もされています。
息子さんがまたピアノが超上手で感動もの。
娘さんは鉄の造形作家さんで芸術一家です。

そして吉成先生のブログ「千の花々」が本当に詩的でステキで、
なんというか魔法がかかっています。

吉成先生のブログを見ると、僕が「ホロカナイライフ」と掲げるのが恥ずかしいくらい。
リアル・ホロカナイライフはこちらをどうぞ!
(この画面右の「マイブログリスト」にもあります)


アトリエでは、いろんな作品を購入することもできますよ。

そんな魔法の家で、ステンドグラスに囲まれながらピアノを
週に1回習っています。
僕はいままで全くピアノの経験がないど素人なんですが、
ずーっと前から、もしピアノが弾けたらと想いを温めていた曲、
ベタですが

西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」・・・


ではなく!

ジョン・レノンのイマジンを習っています。ってベタですね。

ピアノが弾ける方は、イマジンなんて簡単じゃーんと言われるかもしれませんが、ピアノ初心者の僕は毎回手がつりそうになりながら悪戦苦闘しています。

たまたま10月25日にピアノ発表会があり、そこでの弾き語り(笑)を目指し、自分にプレッシャーを与えて練習しています。

少しずつだけど、弾けるようになってくると、これが楽しい!
歌をつけると、さらに混乱し、そのうえ今日からペダルも加わり、
大混乱ですがなんとか形にしたいものです。

で、今日のレッスンのあとに旦那さまが撃った鹿のもも肉の刺身をいただきました。

これが、超ーー美味しかったです。(また語彙不足)
全く臭みがなく、やわからで味わい深く、牛肉よりだんぜん美味しい。

吉成家のみなさんによると、鹿にも当たり外れがあり、
ものによっては臭みが強いものもあり、今回の鹿は吉成家鹿肉ランキングでもかなりの上位とのこと。
自分、ラッキー過ぎます。
お土産用にもいただいて、
家で赤ワイン飲みながらもう一度至福の時を楽しみました。


ありがとうございますっ!!


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2009年10月8日木曜日

蕎麦うたんかいっ!


今日は研修医のKせんせーと一緒に訪問診療にいきました。

今日伺った患者さんは、お元気なんですが
腰痛のため車にのることができず病院に来ることができないので、
月に1回訪問診療をしています。

写真は、刈り取りの終わった蕎麦畑を眺めたそがれる幌太郎です。

・・・ところで、最近、日が暮れるのが早くなってきました。
冬が始まるよって感じです。

2枚目の写真は17時半過ぎの夕焼けです。

夜は、ホロカナイ研修の必須項目である蕎麦打ち体験を
「幌加内そばうたん会」でしてもらいました。

僕は、11月の素人蕎麦打ちの2段の昇段試験に向けて練習がせっぱつまってい
るので、
ほとんどKせんせーの蕎麦打ちをみることはできなかったんですが、
my蕎麦打ち師匠の病院事務長が指導してくれました。

Kせんせーも蕎麦打ちの奥深さに気付いたようです。
もうそれだけで、研修は合格です(笑)

Kせんせーは明日、自分で打った蕎麦をチルドで実家に送るとのこと。

で、蕎麦を打ったあとは、そばうたん会の皆さんとの飲み会です!

今宵も楽しく酔いちくれました〜


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2009年10月7日水曜日

鹿の肝、喰ったど〜

町内のYさんより、鹿のレバーをいただきました!

Yさんは牧畜や蕎麦をされてるんですが、牧草や蕎麦を食べてしまう害獣としての鹿のハンターでもあります。
先日、見事しとめた鹿をすぐに解体し、レバーをしょうが、にんにく、豆板醤をベースに炒めて料理したものをおすそわけしてもらいました。

鹿さんには気の毒ですが、レバーはとくに新鮮でなければ食べれないとのこと。

さっそく、昨夜いただきました。

お味は・・・

旨い!

ってまたまた自分の語彙のなさが悔やまれますが、
牛のレバーよりあっさりしていて臭みはなく、
なんというかほんのり爽やかでホロカナイの自然を感じさせる味でした。

生活のために撃った鹿をいただく、というのは人が動物を食べるという行為の本来の姿かもしれません。(なーんて僕はもらっただけなので、偉そうなこと言えないんすけどね)

Yさんには、シルバーウィークに僕の両親が幌加内に遊びに来た時にも鹿料理をごちそうしていただきました。僕は当直で、行けませんでしたが(泣)

Yさん、いつもありがとうございます!!

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2009年10月3日土曜日

元気に暮らすために


はやいもので今年もあと3ヶ月。一寸の光陰軽んずべからずですな。

さて、今月一日から札幌社会保険総合病院の初期研修医の
Kせんせいが幌加内に研修に来てくれています。

いつものように町の生涯学習センター内の郷土学習室で
ホロカナイの自然、歴史を学んでもらいました。
訪問診療も一緒に来てもらい血圧を測ってもらったり、患者さんやご家族とお話しをしてもらいました。

昨日は、僕が産業医をしている営林署(森林管理所の支署)で衛生講話をしたので これも見学してもらいました。

衛生講話は年に1~2回させていただいていて、今回はみなさんの健康診断結果も交えながら
「元気に暮らすために」というテーマでメタボリック症候群、高血圧、脂質異常症などや禁煙の大切さについてお話しました。

わかりやすさを心がけたつもりなんですが、少しでも心に響いてくれたらと思います。
健康はそれ自体が目的ではなく、それぞれのしたいことや生きがいをより良く行うための手段と思います、と僭越ながら個人的な考えも述べさせてもらいました。

Kせんせいは本日はお休みなので、ホロカナイを散策する予定だそうです。
医療の研修のみならず、たっぷりホロカナイを楽しんでもらえればと思います!

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