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2009年11月7日土曜日

蕎麦打ちへの長い道のり その二

今日は昇段試験前、最後の蕎麦打ち練習をしました。
明日が試験なのでラストの2回です。

1回目は水回しに時間がかかり過ぎ、最後の切りの作業に余裕がなくなり
途中までまあまあ切りそろえられていたのにラスト5分のコールでテンパってしまい細すぎたり太すぎたりと切り幅がバラバラに。

「心の乱れが蕎麦の乱れ」になってしまいました!

右の写真がその乱れた心が現れた蕎麦です(泣)
乱れ過ぎやろっ

2回目の水回しは予定通りの時間内に終わったんですが、
加水が多くて柔らかくなり過ぎ
のし過ぎて厚さが薄くなり過ぎました。

しかしなんとか40分以内に終えることができました。

今日はいつも指導していただているM事務長のほかに、うたん会のMさんにも見ていただきました。

で、Mさんのお昼に僕の心乱れ蕎麦を食していただきました。
「乱れ」を飲み込んでもらったので、明日は心が乱れることなく打てると思います(笑)

さあ、泣いても笑っても勝負は明日だ!

朝から当麻町で大会があるので今宵は早く寝ます〜


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2009年10月29日木曜日

蕎麦打ちへの長い道のり

前にも書いたかと思うんですが、「蕎麦打ち」には段位があります。

これは「蕎麦」を生業にしていない素人が対象なんですが、全国麺類文化地域間交流推進協議会(全麺協)の素人そば打ち段位です。

ご存知のとおりホロカナイは全国一の蕎麦の生産高を誇る町で町民の4人に1人は蕎麦が打てるという噂もあります。

僕は幌加内そばうたん会に所属し、蕎麦打ちの指導をしていただいていて去年の3月になんとか初段をとりました。

初段は、蕎麦粉500g+小麦粉200gの合計700gを打ち、道具の片付けをして蕎麦や道具をきれいに並べるところまで含めて40分以内に終わらせなければなりません。
そして初段をとってから1年以上経たないと二段の受験資格が得られません。

佐賀大学総合診療部から幌加内町立病院に派遣された代々の医者は、この初段をとることが「裏の掟」とされていて初段をとらないと佐賀に帰れないことになっています。

で、今回11月8日に旭川市のとなりの当麻町で初段・二段位認定会があり受験することにしました。おそらく今回が二段位を受験する最後のチャンスです。

二段は蕎麦粉800g+小麦粉200gの合計1kgを40分以内です。

今までは月に2回のそばうたん会の例会で指導してもらっていたんですが、そ
れでは間に合わないので今週から月曜、水曜と勤務後の18時から病院事務長のMさん(4段)に指導してもらっています。(練習日に当直をしてもらっている院長やO先生に感謝です)

月曜日は1回目が45分強かかりタイムオーバー。
2回目は時間短縮のコツを教えていただき、39分55秒でギリギリセーフ!

「これを毎回再現できるように。」とM4段様よりお言葉をいただきました。

水曜日、仕事が長引きびいたので2回打ちたかったんですが、1回に。

蕎麦打ちの工程として、まず蕎麦粉と小麦粉をふるいにかけて全て木鉢に入れ、そこへ水を加え全体に水分をわたらす作業を「水回し」といいます。

1回しか打てないので絶対時間内に終わらせるぞと焦ってしまい、「水回し」での水の量を予定より100cc以上も多く一気に入れてしまい、粉はベチョベチョで使い物にならなくなり、即終了。
1kgを全くの無駄にしてしまい、めちゃめちゃ落ち込みました・・・
蕎麦粉よ。ごめん。

気を取り直してのもう1回では、片付けをしている途中で40分に。
あと1分くらい足りませんでした。40分以内を再現できず。


うーん、間に合うのか?俺!

つーか、その前に一般芸能発表会も大丈夫なのか・・・


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2009年6月9日火曜日

蕎麦打ち体験で愛を深める

幌加内町国保病院での実習や研修では、「蕎麦打ち体験」を必修科目にしています。


これは半分冗談で、半分本気です。

と、いうのは、地域医療とは文字通り「地域」での医療なので、地域ごとの産業や環境が住民の健康やかかえる問題と大きく関わるため、それを理解しなければなりません。

幌加内は日本一の蕎麦生産高を誇っていて、蕎麦が町で一番の産業です。

なので、ホロカナイを知ってもらうためには蕎麦のことを知ってもらう必要があるのです。

僕たち、佐賀から来ている医者も代々、幌加内で蕎麦を打てるようになってから九州に帰ることが義務付けられています(笑)

僕が所属している「幌加内そばうたん会」は月に2回の例会があり、18時頃から蕎麦打ちをして、その後、皆で宴会となります。

なので、実習期間が2週間の学生さんは1回、研修期間が4週間の研修医は2回は蕎麦打ちをしてもらいます。

学生さんに「なんで幌加内での実習を選んだの?」と質問すると結構な割合で「蕎麦打ちができるからです!」と満面の笑顔で答えられ、「‥‥じ、実習内容はどーなのよ?」と若干思わなくもないですが、とにかく蕎麦打ち体験は評判です。

そばうたん会には町内の方はもちろん、旭川など町外からの会員の方もたくさん来られています。

学生さんたちには700gの蕎麦(二八蕎麦)を打ってもらいます。

蕎麦打ちにもそれぞれ個性が出ますが、みんな真剣です。

打った蕎麦は、翌日にチルドパックで実家に送る学生さんや研修医が多いです。

ホロカナイで実習/研修すると親孝行もできますよ〜


蕎麦打ちが終わると宴会です。もちろん打ち立ての蕎麦も頂きます。

うたん会の会員には蕎麦農家の方から、役場職員、議会議員、獣医さん、農協職員、理学療法士、営林署職員などなど色んな職種の方がおられるので、飲みながら色々なお話を聞けます。

いつも学生さんたちの蕎麦打ちを指導していただける会員の方々に感謝しています。

学生さんたちとも楽しくお話をしていただけるので、彼らもホロカナイの住民と直接交流することができて、さらにホロカナイに対する理解、愛が深まるのです(笑)


先週まで実習してくれていたイガラシくんは「幌加内で実習して地域医療に対しての考えが変わりました。幌加内が好きになりました。また来たいです!」と言ってくれました。

こんなホロカナイで一緒に働きませんか?

蕎麦も打てるようになりますよ〜

(蕎麦打ち名人の病院事務長から直接指導させていただきます!)

詳しくはこちらを

http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/stafftop/staff.html

http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/jissyutop/jissyu.html