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2009年9月11日金曜日

若者たち

4日間の「早期臨床演習」は今日であっちゅーまに終わりました。
今日は、幌加内の北部診療の様子を見てもらいました。

北大医学科の1年生は100人いるそうなので、
50分の1の確率で2人は幌加内に来てくれたわけです。
昨夜は、我が家に来てもらって食事を一緒にしました。

うちのチビ太とチビ子はお兄ちゃん、お姉ちゃんにたっぷり遊んでもらって大喜びでした。
毎回、我が家に来られたお客さんには、たっぷり子守りをしてもらって助かり
ます!じゃ、なくて申し訳ないです!
でもまあ、チビ達に癒されるってことでアニマルセラピーならぬベイビーセラピーをしてあげているわけなんですよ(笑)

1年生の彼らと話していると自分たちが1年生だったこと時のことを思い出したり。
こちらもフレッシュな刺激をもらった4日間でした。

短い間だったけど、またどこかで会おう。若者たちよ!
不安もあると思うけど、君たちには無限の可能性があるんだぜ〜

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2009年9月8日火曜日

早期臨床演習

今日から北海道大学医学部の1年生2人(KくんとKさん)が幌加内に実習に来ています。
「早期臨床演習」という実習で、入学してモチベーションの高いうちに医療・介護・福祉の現場を体験するというのが目的なんだと思います。

僕が医学部に入学した最初の1、2年も教養が多く「医学部」に入学したことを忘れそうになったことがありました。
まあ今は、医者はひと相手の仕事ですから「教養」の大切さもとてもわかりますが(そういえば、文学の授業が好きだったなあ)、全く医療に触れる機会がないと若い学生のやる気が落ちることも理解できます。

今回の北大の早期〜と同じ目的で、佐賀(医科)大でも1年生で医療現場を体験するアーリーエクスポージャーという実習がありました。

今日は、午後に形成外来で病院事務長の脂漏性角化症の処置があり、
Kくんに介助をしてもらいました。彼にとって人生「初」介助です。

明日からは、デイサービス体験や訪問リハビリ見学など
いろんな経験をしてもらう予定です。

ところで(笑)、当院では看護師(正職員)を大募集中です。
詳しくはこちらを 
http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/stafftop/staff.html

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2009年6月9日火曜日

蕎麦打ち体験で愛を深める

幌加内町国保病院での実習や研修では、「蕎麦打ち体験」を必修科目にしています。


これは半分冗談で、半分本気です。

と、いうのは、地域医療とは文字通り「地域」での医療なので、地域ごとの産業や環境が住民の健康やかかえる問題と大きく関わるため、それを理解しなければなりません。

幌加内は日本一の蕎麦生産高を誇っていて、蕎麦が町で一番の産業です。

なので、ホロカナイを知ってもらうためには蕎麦のことを知ってもらう必要があるのです。

僕たち、佐賀から来ている医者も代々、幌加内で蕎麦を打てるようになってから九州に帰ることが義務付けられています(笑)

僕が所属している「幌加内そばうたん会」は月に2回の例会があり、18時頃から蕎麦打ちをして、その後、皆で宴会となります。

なので、実習期間が2週間の学生さんは1回、研修期間が4週間の研修医は2回は蕎麦打ちをしてもらいます。

学生さんに「なんで幌加内での実習を選んだの?」と質問すると結構な割合で「蕎麦打ちができるからです!」と満面の笑顔で答えられ、「‥‥じ、実習内容はどーなのよ?」と若干思わなくもないですが、とにかく蕎麦打ち体験は評判です。

そばうたん会には町内の方はもちろん、旭川など町外からの会員の方もたくさん来られています。

学生さんたちには700gの蕎麦(二八蕎麦)を打ってもらいます。

蕎麦打ちにもそれぞれ個性が出ますが、みんな真剣です。

打った蕎麦は、翌日にチルドパックで実家に送る学生さんや研修医が多いです。

ホロカナイで実習/研修すると親孝行もできますよ〜


蕎麦打ちが終わると宴会です。もちろん打ち立ての蕎麦も頂きます。

うたん会の会員には蕎麦農家の方から、役場職員、議会議員、獣医さん、農協職員、理学療法士、営林署職員などなど色んな職種の方がおられるので、飲みながら色々なお話を聞けます。

いつも学生さんたちの蕎麦打ちを指導していただける会員の方々に感謝しています。

学生さんたちとも楽しくお話をしていただけるので、彼らもホロカナイの住民と直接交流することができて、さらにホロカナイに対する理解、愛が深まるのです(笑)


先週まで実習してくれていたイガラシくんは「幌加内で実習して地域医療に対しての考えが変わりました。幌加内が好きになりました。また来たいです!」と言ってくれました。

こんなホロカナイで一緒に働きませんか?

蕎麦も打てるようになりますよ〜

(蕎麦打ち名人の病院事務長から直接指導させていただきます!)

詳しくはこちらを

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2009年6月1日月曜日

地域医療研修

今日から北海道大学病院の初期研修医(2年目)のT先生がホロカナイに地域医療の研修に来てくれています。研修は4週間。

幌加内町国保病院では北大病院、札幌社会保険病院、名寄市立総合病院の初期研修医を受け入れています。

もちろん地域研修をする病院や診療所は沢山あるので、ホロカナイを選んだ数名ずつを毎年受け入れています。

普段は学生実習と研修医研修が重ならないようにしてるんですが、今回は1週間だけ、先週から実習している札医5年生のイガラシくんとT先生が一緒になります。

今日は月曜日で午前中の外来は2つの診察室で行なうので、それぞれの外来についてもらいました。

午後は病棟の回診にそれぞれついてもらい、その後T先生は午後外来に、イガラシくんはミニ研究の準備と入院患者さんとお話をしてもらいました。

ミニ研究というのは札医5年生が地域実習中に行なうよう義務付けられているのもので、テーマは自由なんですが、何かしら外来や入院患者さんを対象に研究をするというものです。

いままでホロカナイに来られた学生さんたちは、「蕎麦と血圧の関係」や「入院患者さんの社会背景」、ひとりの患者の病歴だけでなく人生の歩みもインタビューする「ライフヒストリー」などそれぞれ自由にテーマを選んでもらっています。

今年度からはミニ研究とは別に「ライフヒストリー」は必須項目になっていて、イガラシくんもある入院患者さんのお話をじっくり聴いてくれました。

イガラシくんとも話していたんですが、働きだすと患者さんとじっくりお話する大切さはわかっていても日常業務に忙殺され、なかなかベッドサイドでゆっくりお話をする時間はとりにくくなります。

また患者さんは忙しそうにしている医者や看護師には遠慮して本当は言いたいことが言えないこともあることと思います。

だけど学生さんには、患者さんもリラックスして本音をお話してくれることがあります。

学生時代の実習では医学の勉強ももちろん大事ですが、患者さんとよーくお話をして患者さんがどんな気持ちで入院されているのかをよく理解して、それを医者になっても忘れないことが大切だと思います。

また患者さんが主治医に言えない本音や隠れた問題点を、学生さんから主治医にフィードバックしてくれると、それがより良い治療やマネージメントにつながることもあるでしょう。

学生さんは患者さんから勉強させてもらう一方でなくて、そんな風に医療チームの一員として患者さんの役に立つこともできるのだ!

と、僕も学生のころに言われました。

学生さんや研修医の姿をみて、初心を思い出すことができるので僕らにとっても実習や研修を受け入れることは良い刺激になります。

で、夜は近所のお蕎麦屋さんの「八右衛門」でT先生の歓迎会をしました。

石焼の焼き肉や山菜天ぷら、刺身そしてもちろん蕎麦も美味しかったです!

野郎4人で飲んで(僕は当番なのでお茶)バカな話もして、久々に部活みたいで楽しかったなあ。

そんなホロカナイに君も来ないかい?

詳しくはこちらを〜

http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/jissyutop/jissyu.html

2009年5月29日金曜日

出張診療(北部診療)

今日はホロカナイの北部地区へ出張診療に行きました。

実習中の札幌医大5年生のイガラシくんも一緒です。

幌加内は南北63kmと長~い町で、入院施設があるのは町の南部にある町立病院(幌加内町国保病院)のみなんですが、
そこまでの通院は大変なので(町立病院から一番北の母子里地区まで車で1時間かかる)北部地区の4カ所に週1~2回、出張診療をしています。

昨年度までは、火曜日にO先生(ニール・ヤングと釣りをこよなく愛すナイスミドル)、金曜日に僕が北部診療を担当していたんですが、今年度からO先生が北部診療の専任となっています。

金曜日は政和(せいわ)診療所→添牛内(そえうしない)診療所→朱鞠内診療所と北に向かうかたちになります。

政和診療所、添牛内診療所は地区のコミュニティーセンター内に診察室があります。
添牛内診療所は、添牛内小学校跡地にあり、体育館を改造したコミュニティーセンター内に診察室があります。(写真は添牛内コミュニティーセンターと学生のイガラシくん)
ここには二宮尊徳の銅像があり、昔が偲ばれます。


幌加内町の人口の半分以上は南部地区に住んでいて、北部診療は効率の面だけを考えれば、受診される人数は少ないので、効率がいいとはいえません。

だけど、とくに交通手段を持たない住民の方のためには必要な診療です。

昨年度までは朱鞠内診療所の2階に看護師さんが住み込みで勤務されていましたが、定年退職されたため、4月からはO先生がその2階に住んでいます。

んで、看護師と事務員は町立病院から週2回通っています。

O先生は火・金が北部診療で、水・木を町立病院で人間ドックと外来、プラス水曜の当直に来てもらっています。

が、今週はO先生が休みということで、久々に僕が行きました。

今日は晴れ渡って、とてもいい天気。

午前中に政和、添牛内を回り、昼休みに添牛内にある手打ちそばの「霧立亭」に学生のイガラシくんと食べにいきました。

ここの名物は「そばの実天蕎麦」でしょうか。

蕎麦の実がはいった蒲鉾の天ぷらがのった蕎麦で、おいしいです!

店内では、幌加内産の「そばの花の蜂蜜」や「あざみの蜂蜜」や各種蕎製品も売っています。

ちなみに欧州では蕎麦の蜂蜜は高級品だとか。


時間に余裕があったので、食後に朱鞠内湖までドライブしました。

朱鞠内湖は冬はワカサギ釣りで賑わい、これからの季節はキャンプや釣りで賑わいます。

今日の展望台からの朱鞠内湖はスバラシカッタです。

今度、チビたちをつれて貸しボートにのろうかな。

そして午後は、朱鞠内診療所で診療を行い、夕方に町立病院に戻りました。


こんなステキなホロカナイで働きませんか?実習・研修も大歓迎ですヨ

詳しくはこちらを~
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2009年5月26日火曜日

山菜料理研究会

日曜の夜は、我が家で「山菜料理研究会」が催されました。

うちの奥さん(幌家内)の山菜料理が洋風の味付けで珍しいということで、普段から仲良くさせてもらってる町の保健師さんたちや役場職員のご婦人方が来られて、一緒に料理をされました。

食材は、午前中に採られたばかりの新鮮な山菜。

採ってきていただいたのは、おなじみキーパーソンのキーさん。

八百屋さんか!というくらいの大量の山菜と、キーさんちの畑でとれたアスパラを持ってきていただきました。

プラス保健師さんたちが持ってきてくれた増毛(ましけ)産のカレイ、

ホワイト&紫(?)アスパラガス。

そして美味しそうな日本酒。

・・・僕は当直当番のため、ノンアルコールビール(泣)

献立は

カレイのカルパッチョ

豆と野菜のサラダ

ウドのアボカド和え

ウドの皮のきんぴら(バルサミコ風味)

こごみのオリーブオイル炒め

シャク(にんじんっ葉)のマスタードマヨネーズ和え

アザミと鶏の白ワイン煮

豚のスパイシーグリル(アズキ菜添え)

3色アスパラガスのグリル

じゃがいものディップ(バジル風味)

ひよこ豆のディップ

麦々堂の田舎パン

生ハムとチーズ盛り合わせ

料理ができた頃に保健師さんたちの旦那さんや院長もやって来られました。

みんなで乾杯。

そして、今週から実習が始まる札幌医大の5年生も夜20時に幌加内に到着し

途中から宴会に参加。

いつもは近所のお蕎麦屋さんで歓迎会をするのですが、

今回はせっかくなのでホロカナイ町民の皆さんと交流してもらいました。

山菜が採れるのもあとわずか。

昨日の昼は、カレイのあら汁とウドの葉、アスパラ、カレイのてんぷらを自宅で食べました!

・・・幸せすぎる。


こんなホロカナイで山菜研究しませんか?

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