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2009年8月6日木曜日

蕎麦の花


この夏は雨が多かったんですが、
最近ようやく晴れる日が増えてきました。

写真は、昨日の訪問診療に行ったときの蕎麦畑の風景です。

蕎麦の花が白いことをホロカナイに来て初めて知りました。

ホロカナイは日本一の蕎麦産地なので、
蕎麦の花が咲き出すとあたり一面に真っ白な絨毯が広がります。
あるいは
夏の雪原になります!なんつって。
い、今から綺麗な景色が堪能できますよ。

ちなみに幌加内町朱鞠内湖畔の
手打ち蕎麦の宿「そばの花」もおススメです!http://boat.zero.ad.jp/sobanohana/index.html

そして昨日の夜は、幌加内そばうたん会の例会があり
打ち立て蕎麦を頂きました。

ホロカナイに住めて幸せだな~

人気ブログランキングへ←あー幌加内蕎麦が食べたいっと思った方はクリックを~

2009年6月1日月曜日

地域医療研修

今日から北海道大学病院の初期研修医(2年目)のT先生がホロカナイに地域医療の研修に来てくれています。研修は4週間。

幌加内町国保病院では北大病院、札幌社会保険病院、名寄市立総合病院の初期研修医を受け入れています。

もちろん地域研修をする病院や診療所は沢山あるので、ホロカナイを選んだ数名ずつを毎年受け入れています。

普段は学生実習と研修医研修が重ならないようにしてるんですが、今回は1週間だけ、先週から実習している札医5年生のイガラシくんとT先生が一緒になります。

今日は月曜日で午前中の外来は2つの診察室で行なうので、それぞれの外来についてもらいました。

午後は病棟の回診にそれぞれついてもらい、その後T先生は午後外来に、イガラシくんはミニ研究の準備と入院患者さんとお話をしてもらいました。

ミニ研究というのは札医5年生が地域実習中に行なうよう義務付けられているのもので、テーマは自由なんですが、何かしら外来や入院患者さんを対象に研究をするというものです。

いままでホロカナイに来られた学生さんたちは、「蕎麦と血圧の関係」や「入院患者さんの社会背景」、ひとりの患者の病歴だけでなく人生の歩みもインタビューする「ライフヒストリー」などそれぞれ自由にテーマを選んでもらっています。

今年度からはミニ研究とは別に「ライフヒストリー」は必須項目になっていて、イガラシくんもある入院患者さんのお話をじっくり聴いてくれました。

イガラシくんとも話していたんですが、働きだすと患者さんとじっくりお話する大切さはわかっていても日常業務に忙殺され、なかなかベッドサイドでゆっくりお話をする時間はとりにくくなります。

また患者さんは忙しそうにしている医者や看護師には遠慮して本当は言いたいことが言えないこともあることと思います。

だけど学生さんには、患者さんもリラックスして本音をお話してくれることがあります。

学生時代の実習では医学の勉強ももちろん大事ですが、患者さんとよーくお話をして患者さんがどんな気持ちで入院されているのかをよく理解して、それを医者になっても忘れないことが大切だと思います。

また患者さんが主治医に言えない本音や隠れた問題点を、学生さんから主治医にフィードバックしてくれると、それがより良い治療やマネージメントにつながることもあるでしょう。

学生さんは患者さんから勉強させてもらう一方でなくて、そんな風に医療チームの一員として患者さんの役に立つこともできるのだ!

と、僕も学生のころに言われました。

学生さんや研修医の姿をみて、初心を思い出すことができるので僕らにとっても実習や研修を受け入れることは良い刺激になります。

で、夜は近所のお蕎麦屋さんの「八右衛門」でT先生の歓迎会をしました。

石焼の焼き肉や山菜天ぷら、刺身そしてもちろん蕎麦も美味しかったです!

野郎4人で飲んで(僕は当番なのでお茶)バカな話もして、久々に部活みたいで楽しかったなあ。

そんなホロカナイに君も来ないかい?

詳しくはこちらを〜

http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/jissyutop/jissyu.html

2009年5月29日金曜日

出張診療(北部診療)

今日はホロカナイの北部地区へ出張診療に行きました。

実習中の札幌医大5年生のイガラシくんも一緒です。

幌加内は南北63kmと長~い町で、入院施設があるのは町の南部にある町立病院(幌加内町国保病院)のみなんですが、
そこまでの通院は大変なので(町立病院から一番北の母子里地区まで車で1時間かかる)北部地区の4カ所に週1~2回、出張診療をしています。

昨年度までは、火曜日にO先生(ニール・ヤングと釣りをこよなく愛すナイスミドル)、金曜日に僕が北部診療を担当していたんですが、今年度からO先生が北部診療の専任となっています。

金曜日は政和(せいわ)診療所→添牛内(そえうしない)診療所→朱鞠内診療所と北に向かうかたちになります。

政和診療所、添牛内診療所は地区のコミュニティーセンター内に診察室があります。
添牛内診療所は、添牛内小学校跡地にあり、体育館を改造したコミュニティーセンター内に診察室があります。(写真は添牛内コミュニティーセンターと学生のイガラシくん)
ここには二宮尊徳の銅像があり、昔が偲ばれます。


幌加内町の人口の半分以上は南部地区に住んでいて、北部診療は効率の面だけを考えれば、受診される人数は少ないので、効率がいいとはいえません。

だけど、とくに交通手段を持たない住民の方のためには必要な診療です。

昨年度までは朱鞠内診療所の2階に看護師さんが住み込みで勤務されていましたが、定年退職されたため、4月からはO先生がその2階に住んでいます。

んで、看護師と事務員は町立病院から週2回通っています。

O先生は火・金が北部診療で、水・木を町立病院で人間ドックと外来、プラス水曜の当直に来てもらっています。

が、今週はO先生が休みということで、久々に僕が行きました。

今日は晴れ渡って、とてもいい天気。

午前中に政和、添牛内を回り、昼休みに添牛内にある手打ちそばの「霧立亭」に学生のイガラシくんと食べにいきました。

ここの名物は「そばの実天蕎麦」でしょうか。

蕎麦の実がはいった蒲鉾の天ぷらがのった蕎麦で、おいしいです!

店内では、幌加内産の「そばの花の蜂蜜」や「あざみの蜂蜜」や各種蕎製品も売っています。

ちなみに欧州では蕎麦の蜂蜜は高級品だとか。


時間に余裕があったので、食後に朱鞠内湖までドライブしました。

朱鞠内湖は冬はワカサギ釣りで賑わい、これからの季節はキャンプや釣りで賑わいます。

今日の展望台からの朱鞠内湖はスバラシカッタです。

今度、チビたちをつれて貸しボートにのろうかな。

そして午後は、朱鞠内診療所で診療を行い、夕方に町立病院に戻りました。


こんなステキなホロカナイで働きませんか?実習・研修も大歓迎ですヨ

詳しくはこちらを~
http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/stafftop/staff.html

http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/jissyutop/jissyu.html

2009年5月6日水曜日

黄金週間

今年のGWは、上司の先生たちのおかげで4連休もとれた。
こんなに長いGWは働き始めて、初めて。

初日は前回の日記のとおりです。

5月4日 快晴

友達を連れ、町内の北にある朱鞠内(しゅまりない)湖へ。
この湖は冬は凍ってワカサギ釣りで賑わう。
同じ町内でも僕らが住んでいるのは南にあるので、朱鞠内湖まで車で40分かかる。

お昼は朱鞠内から南に15分ほどの添牛内(そえうしない)の霧立亭へ。ここではそばの実天ぷら蕎麦を食べた。もちろん手打ち。美味しい。

僕ら佐賀から来た医者が代々お世話になっている、僕らにとってのホロカナイのキーパーソンの言っても過言ではない方がおられて、キーパーソンなのでキーさんとここでは呼びます。

キーさんはアウトドアの達人で、夕方から町内の山へ山菜採りに連れて行ってもらった。

車を停め、山道をちょっと歩くと、目の前に沢山の水芭蕉が咲き誇っている!いい香り。

最初はまったくわからなかったけど、キーさんに教えてもらい「あずきな(ユキザサ)」が見えるようになってくる。
他によもぎ、ふきのとう、かたくり、やちぶき(リュウキンカ)、よぶすまそうを採る。

そして!夜はキーさん宅で山菜祭り。
山菜のおひたしに天ぷら、あんこう鍋、そしてキーさんの手打ち蕎麦。キーさんは蕎麦打ち名人でもある。最高の贅沢です!

5月5日 晴時々曇り
昼から友達と旭川のカフェ・グッドライフへ。
旭山動物園のすぐ近くにあるんだけど場所が少しわかりにくい。
けどそこがまたいいのかな。
古い農家の納屋を改装した、マスターこだわりのお店。
マスターとお話はしなかったけど、渋すぎるひとでした。
格好いいとはこういうことよ、って感じでした。
薬膳ハンバーグカレーとなまチョコレートケーキ。美味しかった。
お店の外にハンモックとブランコがあって、チビ太も満足。

その後、旭川の行きつけ(?)のメガネ屋さんアイウェア北斗へ。
ここのオーナーも格好良すぎるオヤジさんです。
いつもチビ太とチビ子をかわいがってくれる。そして格好いいメガネが沢山あります。

夕飯も旭川で食べ、友達と別れホロカナイへ。チビ達は車で撃沈。


5月6日 快晴

昼前に町内の釣り堀、志摩養魚場へ。
志摩さんはホロカナイで30数年前から釣り堀をされているそうだが、今年でもう閉めるとのこと。
鯉やニジマスが釣れる。
チビ太は初めても釣りで大喜び。ニジマスを3匹釣って、ワタをとってもらった。

昼はニジマスのハーブ焼きと春筍と小松菜のパスタ、そして道産の白ワイン。
チビ太も自分で釣ったから、なおさら美味しかった様子。
ワインで酔っぱらい、チビ子とお昼寝。


いながらにしてリゾート。
渋滞とは無縁。
美味しい空気。
広い大地。
新鮮な食材。
打ちたての香り立つ蕎麦。
道産のワイン。


こんなホロカナイであなたも働きませんか(強引?)

 

2009年4月21日火曜日

ホロカナイってこんなところ


おお!フィンランドみたいや!

これが僕が初めて幌加内に来たときの感想です。

北海道の札幌から北東に車で2時間半、旭川から北に車で1時間弱に位置し、南北63kmにおよぶ大きな町で山に囲まれた盆地です。

道外の方にはピンとこないと思うのですが、北海道はそれぞれ14の支庁からなりたっていて幌加内は「空知(そらち)支庁」の最北に位置します。
14支庁はこちらを → http://wisperofan.exblog.jp/

この冬は比較的暖かかったんですが、それでも-20℃になる日もありました。夏はごく数日ですが30℃にもなることがあるので寒暖差50℃です!

11月には雪が降り始め12月から根雪になり、4月頃まで雪が残るので、1年の半分は雪があるわけです。平地でも積雪が2mということも珍しくありません。

僕はおととしの6月に九州の佐賀県から幌加内に赴任して、それまで雪国で暮らしたことがなかったので、幌加内に来る前はそうとうビビッていました。
が、ひと冬過ごしてみると雪が楽しくて春になり雪がなくなってしまうとなんだか少し寂しい気持ちになりました。

町の主な産業は蕎麦で、作付面積・生産量ともに日本一を誇ります。夏には見渡す限り真っ白な蕎麦の花が広がりきれいです。


町としても当然「蕎麦」に力を入れていて町内には美味しい蕎麦屋さんが沢山あり、週末は町外からも食べに来られます。
町民の1/3は蕎麦が打てるという噂もあり、僕も町内の蕎麦打ちサークル「幌加内そばうたん会」に入れてもらっています。蕎麦打ちは修行中なのですが、これについてはまた後日。

町の北部には朱鞠内(しゅまりない)湖という人造湖では日本一の湖があり、冬はワカサギ釣りで賑わいます。釣りたての天麩羅はサイコーです!
朱鞠内湖についてはこちらを → http://www1.odn.ne.jp/syumari/

あと、非公式ながら昭和53年に町北部の母子里(もしり)で記録した気温-41.2℃も日本一の最低気温です。毎年2月にはこの激寒を体験する「天使の囁きを聞く集い」というイベントもあります。
幌太郎一家は今年初めてイベントに参加したのですが、雪ランタンが幻想的でした。
イベント参加者は町外からのリピーターが多く、町内からももっと参加があってもいいのになーと思いました。
その集いはこちらを → http://wisperofan.exblog.jp/

町の人口は少しずつ減っていて今は1800人弱です。
で、人口密度の低さは2.41人/km2と町として日本一です!これは役場HPにはのっていなので秘密なのかもしれません…

公共交通機関は、深川から幌加内町を通り名寄(なよろ)まで通っていたJR(深名線)が平成7年に廃止され、現在の公共交通手段はバスのみです。

医療施設は、幌加内町国民健康保険病院が町唯一の病院で町南部にあり、北部地区には合わせて4つの診療所と出張所があります。北部診療は週2日のみ行っています。


と、ざっと幌加内の概要です。

さて、こんなホロカナイでどんな医療がおこなわれているのか?

続きはまたぼちぼちと…


スロウライフが楽しめる幌加内では介護・看護スタッフを募集しています。
詳しくはこちらを → http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/stafftop/staff.html