2009年4月21日火曜日

ホロカナイってこんなところ


おお!フィンランドみたいや!

これが僕が初めて幌加内に来たときの感想です。

北海道の札幌から北東に車で2時間半、旭川から北に車で1時間弱に位置し、南北63kmにおよぶ大きな町で山に囲まれた盆地です。

道外の方にはピンとこないと思うのですが、北海道はそれぞれ14の支庁からなりたっていて幌加内は「空知(そらち)支庁」の最北に位置します。
14支庁はこちらを → http://wisperofan.exblog.jp/

この冬は比較的暖かかったんですが、それでも-20℃になる日もありました。夏はごく数日ですが30℃にもなることがあるので寒暖差50℃です!

11月には雪が降り始め12月から根雪になり、4月頃まで雪が残るので、1年の半分は雪があるわけです。平地でも積雪が2mということも珍しくありません。

僕はおととしの6月に九州の佐賀県から幌加内に赴任して、それまで雪国で暮らしたことがなかったので、幌加内に来る前はそうとうビビッていました。
が、ひと冬過ごしてみると雪が楽しくて春になり雪がなくなってしまうとなんだか少し寂しい気持ちになりました。

町の主な産業は蕎麦で、作付面積・生産量ともに日本一を誇ります。夏には見渡す限り真っ白な蕎麦の花が広がりきれいです。


町としても当然「蕎麦」に力を入れていて町内には美味しい蕎麦屋さんが沢山あり、週末は町外からも食べに来られます。
町民の1/3は蕎麦が打てるという噂もあり、僕も町内の蕎麦打ちサークル「幌加内そばうたん会」に入れてもらっています。蕎麦打ちは修行中なのですが、これについてはまた後日。

町の北部には朱鞠内(しゅまりない)湖という人造湖では日本一の湖があり、冬はワカサギ釣りで賑わいます。釣りたての天麩羅はサイコーです!
朱鞠内湖についてはこちらを → http://www1.odn.ne.jp/syumari/

あと、非公式ながら昭和53年に町北部の母子里(もしり)で記録した気温-41.2℃も日本一の最低気温です。毎年2月にはこの激寒を体験する「天使の囁きを聞く集い」というイベントもあります。
幌太郎一家は今年初めてイベントに参加したのですが、雪ランタンが幻想的でした。
イベント参加者は町外からのリピーターが多く、町内からももっと参加があってもいいのになーと思いました。
その集いはこちらを → http://wisperofan.exblog.jp/

町の人口は少しずつ減っていて今は1800人弱です。
で、人口密度の低さは2.41人/km2と町として日本一です!これは役場HPにはのっていなので秘密なのかもしれません…

公共交通機関は、深川から幌加内町を通り名寄(なよろ)まで通っていたJR(深名線)が平成7年に廃止され、現在の公共交通手段はバスのみです。

医療施設は、幌加内町国民健康保険病院が町唯一の病院で町南部にあり、北部地区には合わせて4つの診療所と出張所があります。北部診療は週2日のみ行っています。


と、ざっと幌加内の概要です。

さて、こんなホロカナイでどんな医療がおこなわれているのか?

続きはまたぼちぼちと…


スロウライフが楽しめる幌加内では介護・看護スタッフを募集しています。
詳しくはこちらを → http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/stafftop/staff.html