2010年1月7日木曜日

生活に直結した医療

昨日6日より通常の診療が始まり、北海道大学病院の初期研修医2年目のHせんせーがホロカナイに来てくれています。

Hせんせーは今まで大学病院で研修してきているので、幌加内町立病院のような「普通の」病院は初めてとのこと。

僕も昔はそうでしたが、学生時代や研修医時代は大学病院などの総合病院での実習/研修がほとんどなので、そのような大病院がでの医療が「普通」と感じてしまいます。

また研修医時代は、大学病院の専門科の先生から「総合診療部に入っても、何にもできない医者になるぞ」なんて言われて不安になったこともありました。

でもその後、大病院、中規模病院、地域の病院のそれぞれで勤務してみた今は「総合医」の様々な役割やプライマリケア医の重要性を実感し、
当時の専門医の先生が「狭い」世界しか知らなかったんだと思うようになりました。希望溢れる若者に適当なこと言うんじゃねえと。

専門医も総合医も両方必要。といまは素直に思えます。


さて、昨日はさっそくHせんせーと一緒に訪問診療に行きました。
Hせんせーはもちろん訪問診療も初めてです。

病院の中だけでは目の前の患者さんを「患者」としか見れないかも知れませんが、
当たり前だけど患者である前にそれぞれ個の「生活者」であるわけです。
訪問診療で患者さんのご自宅に伺うことでそのことが実感できたと思います。
(写真は患者さんのご家族とお話するHせんせ)


今日は僕がセンター長を兼任している保健福祉総合センターにも一緒に行き
町の保健、福祉、介護の仕組みや連携についても学んでもらいました。

Hせんせーの4週間の研修で、生活に直結した医療を感じてもらえればと思います。


話は全く変わりますが、今夜は七草粥を食べました。おいしかったー


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