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2009年5月23日土曜日

ジン、ジン、ジンギスカーンッ

昨夜は役場親交会の総会があった。
役場のガレージにブルーシートを敷いて、カセットコンロでジンスカン!

参加は自由だけど、沢山の役場職員の皆さん(って僕もそうですが)が40~50人くらい参加されていて、ジンギスカンとビールで乾杯。5~6人ずつでカセットコンロを囲む。

ジンギスカンは九州では、めったに食べないけど、やはり北海道で食べると旨い。
町内で摂れた行者にんにく(アイヌねぎ)も肉と一緒に焼く。にんにくと一緒で翌日が仕事だと食べられないけど、昨日はバリバリ喰って、グビグビ飲んだ。

最初は町長の隣に座らせてもらって、イチゴの栽培の仕方から、町内の住宅事情、釣りの話、山菜の話、地デジの話など多岐に渡ってお話を聞いた。

大学病院時代は当然ながら僕のようなペーペーが行政の方と接する機会はなかったけど、ホロカナイでは行政の方と接する機会が多くて、いろいろな話が聞けて勉強になる。

逆に僕ら医者からの提案を町の医療行政に反映してもらえることも多く、とってもやりがいがある。

こういう楽しさは、大学にいる医学生や若い医者には伝わっていないんだろうなあ。

若者たちよ!若いうちに1回は、地域医療をするべき!
絶対、今後の医者人生の糧になるぞ!

地域に来てください的な、僻地・地域が頭を下げるようないまの流れは、おもしろくない。
もちろん、地域住民・行政に医療・福祉を自分たちでちゃんとしようとゆう気持ちがない土地には全く魅力はないけれど。

若者よ、自分のためになるから自らすすんで地域に来なさい!



…少々、熱くなってしまいました。

で、二次会は、あじよし食堂のホール。

同い年の方と音楽の話などで盛り上がる。夏はライジングサンに行きたいものです。

普段は病院や介護・福祉関係以外の部署の方とは接する機会が少ないので、今まであまり話したことがない方たちとも飲めて楽しかった。

九州なら飲みの〆は当然とんこつラーメンだけど、ホロカナイではもちろん味噌ラーメン!
美味しかったです。ごちそうさまでした!


こんな楽しいホロカナイで一緒に働きませんか?(とりあえず1,2年でもどーですか?)

詳しくはこちらを
http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/stafftop/staff.html
http://www.town.horokanai.hokkaido.jp/hosp/jissyutop/jissyu.html

2009年4月30日木曜日

やっぱ連携しないとね

ブタインフルエンザ、ついにフェーズ5になりましたね。
最新情報へのさらなる注意が必要です。GWで感染者が増えないといいのですが。




今日は連休前のためか、午前中の外来はいつもの2倍くらいの患者さんだった。



そのため、20分になってしまった昼休みにごはんを急いで食べた。
昼食は、いつも病院の食堂で食べることにしている。
今日は酢豚だった。


で、13時からは主任者会議。
事務長、院長、師長はじめ各部署の責任者で週1回会議をする。


んで、午後からは病院から徒歩3分の保健福祉総合センター(通称アルク)へ。


この建物はまだバブリーだった時代の平成8年に完成しているので、病院と比べると天井も高くて立派。センター長は初代から町立病院の医師が兼務していて、僕も2年前からセンター長をしている。


センターには町の保健福祉課と社会福祉協議会の事務所、デイサービス部門、在宅介護支援センターがあって、ほかに1人世帯と夫婦世帯用の居住部門(計15室)と老人福祉寮(10室)もある。


だいたい2週に1回「地域ケアサービス調整会議」があって、保健、福祉、医療の担当者や民生委員さんが集まって各サービスの適応や居住部門・福祉寮への入所検討を行なったりする。


あと、月に1回、町の保健福祉医療の大きな計画を検討する「保健福祉医療総合サービス推進会議」の事務局会議をしていて、この会議には病院の院長、事務長も参加する。


こういった会議には、佐賀にいたときは全く関与したことがなかったので福祉、保健行政のことが色々と勉強になる。


アルクに週に1回顔を出すことによって、保健師さんやケアマネさんとも情報交換ができてとても良い。


先日,中頓別町から病院運営委員会と役場の皆さんがアルクに視察に来ていただいた時に、このような幌加内の保健福祉部門と病院との連携は住民にとってどんなメリットがありますか?と質問をいただいた。


それは、やはり「住民ひとりひとりがキメの細かいケアやサービスを受けることができること」だと思う。


病院の外来やデイサービスなどだけでは気付けないことも、連携して情報を共用することによって利用者さんや患者さん、ご家族が抱える不安、心配事や問題点が明らかになることがある。


ホロカナイは人口1800人弱の小さな町だけど、だからこそ各担当者が住民ひとりひとりの背景までも理解して、それに対応することができる。


そういう意味では、高齢者にとって都会に住むよりも幸せなことが多いと思う今日この頃です。