北海道では平成17年から札幌の手稲渓仁会病院を基地病院としてドクターヘリの正式運航が開始され、全国で9番目だったそうです。
来月からは、ついに道北と道東ドクターヘリが運航開始となり、道内は3機体制になります。
本日は報告会という形の講演会を町内で開催していただき、手稲渓仁会病院救命救急センターの高橋先生や旭川赤十字病院救命救急センターの渡邉先生を始めドクターヘリ機長やフライトナース、事務局の担当の方5名のみなさんにお話をしてもらいました。
町内からは消防、役場、病院、そして一般町民と近隣の救急救命士のみなさんが聴衆として集まりました。
幌加内は手稲jからヘリが来れるギリギリの圏内にあり、昨冬も朱鞠内湖のワカサギ釣り中の一酸化炭素中毒が発生したときにドクターヘリに来てもらいました。その患者さんは幸い軽症で、搬送は陸路(救急車)でした。
いままで手稲渓仁会病院から幌加内まではおそよ30分かけてヘリに来てもらっていましたが、
道北の基地病院は旭川赤十字病院なので幌加内まではなんと11分という早さになります!
幌加内町内でも北部地区だと救急車が出動し現場に到着、収容し町立病院に搬送されるまでに2時間ほどかかってしまうこともあります。
脳梗塞のt-PA治療などは発症後3時間以内に治療を開始しないといけないので、まさに時間との戦いにもなります。
いままでは、なんとなくドクターヘリ=外傷というイメージがあったのですが、脳梗塞や心筋梗塞などでもどんどん要請してください、とのお話を聞いて考え方が変わりました。
とくに北海道は広いので、ドクターヘリはとっても貴重な存在です。
が、現場から要請しないことにはヘリは出航できません。
しかし、このくらいで要請していいものか、と迷うこともあるかもしれません。
そんななかドクターヘリstaffのみなさんの「オーバートリアージでもよいから、まずは連絡ください」との言葉をとても心強く感じました。
10月7日から道北ドクターヘリが運航開始されます!
先日まで、何かとお世話になりました。昨日、N赤病院のW先生にお礼方々メールで伺いましたが、たくさんのキャンセル、オーバートリアージをしても絶対に「いいかんげんにしてください!」とは言わないとのことです。うれしいですね。バンバン飛ばしますぞ!
返信削除うどちゃんさん
返信削除お疲れさまでございました!
ヘリが飛ぶようなことが起きないのが一番ですが
適応があれば、即お願いいたしましょう!