2009年9月14日月曜日

ヒブ感染症とヒブワクチン


本日は、ヒブワクチンの「徹底解説ガイドブック」をご紹介します!

(ヒブワクチンってなに?と思ったあなたはこちらを http://horokannailife.blogspot.com/2009/07/blog-post_03.html

『Hib感染症とHibワクチン』 
 著:武内 一

 (佛教大学社会福祉学部教授/耳原総合病院小児科)
 文光堂(2800円税別)


です。

先日のシンポジウムに声をかけていただいた武内先生の本です。
今年の8月に発行されたばかりで、Hib感染症を深く知り、Hibワクチンを使いこなすのに必読の書です。
90ページほどで読みやすいのに、Hibに関する重要な情報と武内先生の情熱と願いがぎっしり詰まっています。

インフルエンザ菌b型(Hib)の解説に始まり、Hib感染症の診断・分類・予後、Hibワクチンの基本方針や日本のワクチン行政の問題点が詳しく語られています。

そして「細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会」の活動内容も紹介されています。
実際の家族の方の声を読むと、ワクチン導入が遅れたことが悔やまれいたたまれません。

ヒブワクチン接種の実際についても、具体的に詳しく述べられていて実地医家にも役立つことはもちろん 、医学生、研修医、疫学研究者、公衆衛生の専門家のみなさんにもお薦めです。

以下、出版社HPより

乳幼児の細菌性髄膜炎において最も頻度の高い起因菌はインフルエンザ菌b型(Hib)であり,日本では5歳未満の乳幼児2,000人に1人が発症し,患者の5%が死亡,25%に聴覚障害や発達の遅れなどの後遺症が残る深刻な病気である.欧米においては近年Hibワクチンの定期接種が導入され,Hibによる髄膜炎の99.9%が抑制されるという劇的な効果をもたらした.日本においてもようやく2008年12月にHibワクチンが認可され,その効果が発揮されることが期待されている.本書ではHib感染症診療の理論的背景からHibワクチン定期接種の実際までを余すことなく網羅し,徹底解説した必携の書である. (引用終わり)


「細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会」のホームページもご覧下さい!!
http://zuimakuen.net/a1.html

人気ブログランキングへ ←ヒブワクチンの定期接種化を願うあなたはクリックを

0 件のコメント:

コメントを投稿